2026年9月5日更新
40代でIT転職は厳しい?書類が通らない・受からない中で見えた現実
40代後半でPMを目指した私の転職活動では、100社以上に応募し、一次面接に進んだのは30社前後でした。
不採用が続いた時期に、求人の選び方と経験の伝え方を見直しました。この記事では、その過程で感じた難しさと、次の応募に向けて整理したことをまとめます。
この記事を読んでいる方も、「なんで落ちるのか分からない状態」になっているかもしれません。
自分もまったく同じ状態でした。
結論:私の応募結果と、見直したこと
私は40代後半で、プレイングマネージャーからPMへの転職を目指しました。応募は100社以上、一次面接は30社前後です。書類で見送りになった会社も多く、経験があれば自然に話が進むわけではない、と感じました。
この数字は筆者個人の活動の概数で、40代全体の平均通過率ではありません。応募先や募集職種、条件によって結果は変わります。不採用の理由が分からないケースもあり、年齢や書類の書き方だけが原因だったとは判断できません。
そこで、求人が求める役割と自分の経験の対応を確認し、職務経歴書で先に伝える内容を見直しました。見直しだけで通過率が上がったと切り分けられる記録はありませんが、次に何を確認するかは整理しやすくなりました。
具体的な書き方は職務経歴書のテンプレート、選考結果の整理は書類選考で見直したことにまとめています。
私が難しいと感じた三つの点
- 希望する役割と求人条件を合わせること。PMという職種名が同じでも、求められる業務や経験は求人ごとに異なりました。
- 見送りの理由を把握すること。エージェントから年齢に触れた助言はありましたが、理由が開示されない選考について、年齢が原因だったとは確認できません。
- 入社後に担当できる範囲を伝えること。私が受けた面接では、これまでの役職だけでなく、折衝や要件定義などを自分でどこまで担っていたかを説明する必要がありました。
不採用が続くと、自分の経験全体を否定されたように感じることもありました。判断材料がない部分は保留し、求人条件との違いや、説明できなかった点など、確認できることから見直すようにしました。
実体験:応募数・一次・面接で見えたこと
年齢による制約はエージェントから言われた
エージェントにははっきり言われました。「年齢的に、業種を選り好みできる状況ではないです」。 ここでの業種とは、EC、金融(銀行など)、自社メディアといったビジネス領域のことです。 これは担当エージェントから私への助言です。すべての企業の採用基準を示すものではありませんが、応募先の業務と自分の経験の近さを確認するきっかけになりました。
応募数と通過率
書類は100社以上投げました。一次面接に進んだのは30社前後です。ざっくり計算すると通過率は3割前後です。 元の件数が概数なので、厳密な通過率ではありません。また、応募経路や時期を分けた比較ではなく、筆者の活動全体を振り返った数字です。 だからこそ一次まで進んだ会社では、プライドより情報を取りに行く動きが効きます。 私は応募を続けながら、面接で聞かれたことを次の準備に活かすようにしました。
私の活動では、書類が通らない状態が続く時期もありました。 私自身も、理由が分からないまま落ち続ける時期がありました。
一次面接のスタンス:選ばれる側だけでなく情報収集側
一次面接までは、こちらも「選ばれる側」だけでなく「情報収集する側」として臨みました。 どんな案件があるのか、どんな会社が実際に採っているのか、自分がどこで評価されるのか。 この三点を握るための場として使います。落ちた会社でも無駄になりません。落ちた後に整理できる情報の方が多いケースもありました。 「選ばれたい」モードのままだと質問が媚びやすいです。情報収集モードなら質問が具体的になり、相手の回答も変わります。一次の後半はこの差が出ました。
面接で感じたこと①:温度感が低い面接はある
面接の途中で、「この人は最初から乗り気じゃないな」と感じたことがあります。 人事側の判断で面接設定されたものの、現場として温度が低く、仕方なく話している空気に見えたケースです。 必ずしも自分の説明が悪いとは限りません。ただし、面接官の印象だけで会社側の事情や見送りの理由までは分かりません。 だから一次は選考だけでなく見極めにも使うべきです。こちらも相手を見ていい場です。
面接で感じたこと②:会社の実態は表とズレる
最初はしっかりしていそうに見えた会社でも、話を聞くと現場がかなり厳しいタイプだと分かったケースがあります。 特に、役割の曖昧さ、人員体制、負荷の偏りが気になりました。 webの情報と現場のリアルはズレます。だから面接は「選考」だけでは終わらせず、こちらが働く場所かどうかを確認する場にしてください。
PMとして面接に行くと前提が一段高い
私がPMとして受けた面接では、次のような前提を感じました。「PMなら折衝・要件定義・基本設計はできるよね」。 上流工程ができるのは当たり前、マネジメントもできるのは当たり前、という前提で会話が進みます。 そのため、どの工程をどこまで自分で担ったか、具体的に説明できるよう準備しました。
業種・領域の経験について感じたこと
私の面接では、応募先の業種・領域で活かせる経験があるかを意識する場面がありました。 経験が合わないと感じる求人もありましたが、それだけが合否の理由だったとは確認できません。
PMという肩書きに、業務経験の説明を添える
「PMだから」とパッケージで拾ってもらえるとは限りません。ECのPMとしての経験があるか、金融系システムに関わってきたか、メディア運用に関わってきたか、といった具体的な経験を整理するようにしました。 同じPMという肩書きでも担当業務は異なるため、業種や関わってきた業務の経験まで伝える必要を感じました。
入社後すぐに担当できることを確認する
近い経験だけでは足りない場面があります。「そのまま使える経験」を強く求める空気です。私には、入社後の立ち上がりを重視しているように感じられました。 実際の教育体制は印象だけで判断せず、面接で確認したい点です。
全体の流れは導入編(全体像)や覚悟を決めるとつながります。 求人の母数と提案の質は、経由先によって変わりました(エージェント経由で動いた話)。エージェント経由だと、書類が通りやすい求人に当たることもありました。
ここまでの話をまとめると、
- 私の応募では、書類で見送られた会社が多かった
- 面接への温度感は、会社ごとに違うと感じた
- 業種や業務の経験は、私が面接で意識した点の一つだった
これらは私の活動を振り返った感想です。次の応募では、求人の役割と自分の経験がどこで合うかを確認するようにしました。
経験を伝えるために整理したこと
面接を振り返ると、PMという肩書きだけでは、実際に任せられる仕事を伝えきれないと感じました。応募先ごとに、次の点を整理するのが私には役立ちました。
- 折衝・要件定義・設計・実装など、自分で担当した範囲と他の人に任せた範囲
- 案件の規模、関係者、制約と、その中で自分が判断・調整したこと
- 応募先の業種で活かせる経験と、入社後に学ぶ必要があること
これは合格者全体を調査した共通点ではなく、筆者が自分の経験を説明するために整理した項目です。実績は確認できる範囲で書き、数字が不明な部分を埋めるために作らないことも大切にしています。
対応:スタンスと戦い方
年齢への回答スタンス(例)
年齢について聞かれたときは、「年齢ではなく役割で見ているので問題ありません。むしろ自分が支える側に回ることも多いと思っています」というスタンスで答えました。自分が担当できることと、相手に期待されていることを具体的に話すよう意識しました。
応募と振り返りを続ける
求人を選ぶときは、業種や仕事内容と自分の経験の近さを確認しました。書類や面接では、すべての経歴を同じ重さで説明せず、求人に関係する経験を先に置くようにしました。
応募結果や面接で聞かれたことを記録すると、次に確認したい点を整理できます。応募数を増やす場合も、準備や日程調整ができる範囲で進めるのがよいと思います。記録の項目は応募数と進め方の記事にまとめました。
私の場合は、途中からエージェント経由の応募を使うことで、求人や書類について相談する機会が増えました。体験はエージェントを使った話に分けています。窓口ごとの提案内容を見ながら、自分に合う進め方を選んでください。
まとめ
私の40代後半の転職活動では、100社以上に応募し、一次面接に進んだのは30社前後でした。書類で見送られる難しさを感じる一方、面接に進めた会社もありました。
この経験から意識したのは、求人が求める役割と自分の経験を照らし合わせること、担当範囲を具体的に伝えること、結果を記録して振り返ることです。
同じ年代でも経歴や希望条件は異なります。この記事の数字を合否の基準にせず、自分の応募記録と求人条件を見直すきっかけに使ってください。
本記事は筆者の実体験をもとに書いています。転職エージェントや採用担当者の公式見解ではありません。