2026年5月更新

40代IT転職で意外と困らなかったこと

つらかったことを書いてきましたが、逆の話もしておきたいです。

転職前にあれこれ不安だったのに、実際は問題にならなかったこと。

先回りして心配していたものの多くは、取り越し苦労でした。
不安を煽る話ばかりではないので、その辺りも正直に書いておきます。

一番つらかったことは一番つらかったことに書きました。
ここでは逆に、構えていたのに拍子抜けした「意外と困らなかったこと」をまとめます。

転職前に不安だったこと

活動を始める前は、不安の塊でした。

年下に面接されるのが気まずい。
年下が上司になったらやりにくい。
最新の技術を細かく聞かれたら答えられない。
転職回数や年齢で、門前払いされるんじゃないか。

どれも、始める前に頭の中で大きくなっていた不安です。
でも、実際に動いてみると、思っていたほどではありませんでした。

先回りして心配していたものの多くは、起きなかったか、起きても問題にならなかったんです。

年下面接官

年下の面接官は、普通にいました。

20代後半や30代前半の人に面接されることもありました。
最初は少し身構えましたが、話してみると年齢は関係ありませんでした。

初めて明らかに年下の面接官に当たったとき、内心「どう接すればいいんだろう」と思いながら部屋に入りました。でも話し始めたら、普通に仕事の話をするだけでした。向こうも年齢を気にしている様子はなく、5分もしたら気にならなくなっていました。

こちらが年齢を気にしすぎて変に構える方が、よっぽど印象が悪い。この感覚は面接官が若かった時に感じたことに詳しく書きました。気にしなくなったら、年下面接官はまったく問題になりませんでした。

年下上司

年下が上司になることへの抵抗も、心配していました。

でも、考えてみれば、現職でも年下のキーマンと組むことはありました。
役職や年齢で態度を変えなければ、揉めることはありません。

入社後、実際に年下の上長と一緒に仕事をしています。最初は「どう距離感を取ればいいか」と少し考えましたが、普通に仕事の話をしているうちに自然と距離感が決まりました。相手も、こちらの年齢を意識している感じは特になかったです。

面接で見られていたのは、まさにここでした。こちらが普通に接するつもりでいると、その空気は伝わります。年下上司は、自分が構えなければ問題ではありませんでした。

技術質問

技術質問で詰められるのも、怖かったことの一つです。

最新フレームワークの細かい仕様を聞かれて、答えられなかったらどうしよう、と。
現場を離れてマネジメント寄りになっていたので、なおさら不安でした。

ある面接で、最近触っていない領域について聞かれたことがありました。「今は追えていません」と正直に言ったら、面接官が「そうですよね、PMとして来てもらうので問題ないです」とあっさり流してくれた。詰められると思っていたのに、全然そんなことはなかったです。

PM・PL寄りの選考では、細かい技術質問はあまり出ませんでした。プレイングマネージャーとして手も動かしていた経験は、むしろ評価されました(想像以上に評価された経験)。知らないことは正直に言えば、それで困ることはありませんでした。

転職回数

転職回数を気にされるかも、と構えていました。

でも、面接でそこを深掘りされることは、ほとんどありませんでした。
回数より、一社ごとに何をやってきたかを見られていた印象です。

転職回数を聞かれた回は数社でしたが、「○回です」と答えたあとに「それぞれで何をされていたか教えてください」という流れになるだけでした。回数を責める質問ではなく、経歴の確認でした。事前に覚悟していたほど、掘り下げられることはなかったです。

退職理由を会社批判にしないことの方が大事でした(退職理由をどう説明したか)。回数そのものは、思っていたほどマイナスに働きませんでした。

年齢

年齢で全部弾かれる、という不安もありました。

確かに書類段階で年齢が効く会社はあります。
でも、それは「最初からターゲットが違った」だけで、全部の会社がそうではありませんでした。

面接まで進んだ会社では、年齢を理由に詰められた場面はほぼありませんでした。むしろ、「40代でプレイングもできる人が欲しかった」と言われた回が何社かあって、年齢が強みになる場面もあった。年齢の壁を分解した話は「年齢の壁」の正体に書きましたが、年齢そのものが決定打になることは、思ったより少なかったです。

合う会社に絞れば、年齢は致命傷になりませんでした。

実際に活動してみた結果

振り返って思うのは、不安の多くは「やる前」に膨らんでいたということです。

やってみると、年下面接官も年下上司も技術質問も転職回数も、それぞれは大した壁ではありませんでした。
頭の中で想像していたときが、一番怖かったんです。

本当にしんどかったのは、こうした個別の不安ではなく、先の見えなさの方でした(一番つらかったこと)。
心配していたことと、実際につらかったことは、ずれていました。

動く前の不安は、半分くらいは杞憂だと思って構えていいと思います。

まとめ

意外と困らなかったことを振り返ると、

  • 年下面接官は、気にしなければ問題ない
  • 年下上司も、構えなければ揉めない
  • PM寄りの選考で技術質問は深くない
  • 転職回数より、各社の中身を見られる
  • 年齢は、合う会社に絞れば致命傷にならない

不安の多くは、やる前に頭の中で膨らんでいたものでした。
実際に動くと、個別の不安はそれぞれ大した壁ではありません。
心配していたことと、本当につらかったことはずれていました。
これから動く人には、過剰に怖がらなくて大丈夫、と伝えたいです。

本当にしんどかったことは一番つらかったこと、年齢の見られ方は「年齢の壁」の正体にまとめています。

本記事は筆者の実体験をもとに書いています。転職エージェントや採用担当者の公式見解ではありません。