40代IT転職、内定承諾後に感じた不安とどう向き合ったか
承諾すれば迷いは消えると思っていました。
実際には、承諾した瞬間から、今度は違う種類の不安が始まりました。
退職の伝え方、引き継ぎ、新しい環境。考えることは減りませんでした。
承諾するかどうかで迷った過程は内定に迷った時に考えたことにまとめました。ここでは、承諾した後に出てきた不安に絞って書きます。
承諾しても不安は終わらなかった
内定を承諾した瞬間は、ようやく肩の荷が下りた気がしました。ただ、それも数日でした。今度は「本当に引き継ぎが間に合うのか」「今の同僚にどう伝えるか」という、次の不安が始まりました。決断すれば安心できると思っていましたが、不安の種類が変わるだけでした。
引き継ぎへの不安
プレイングマネージャーとして関わっていた案件が複数あり、それをどう引き継ぐかが一番の懸念でした。中途半端な引き継ぎで抜けると、残るメンバーに負担をかけてしまいます。
実際には、退職の意思を伝えてから引き継ぎ期間を確保してもらい、優先度の高い案件から順番にドキュメント化して渡していきました。全部を完璧に引き継ぐのは無理だと早めに割り切り、「何が重要で、何は多少雑でも回る」を仕分けたことで、気持ちが少し楽になりました。
前職への申し訳なさ
お世話になった上司や、一緒に働いてきたメンバーに対して、申し訳なさを感じました。特に、自分が育成に関わっていたメンバーがいたので、「途中で投げ出す形になるのではないか」という思いがありました。
この申し訳なさは完全には消えませんでしたが、「自分がいなくなっても回る状態を作ってから抜ける」ことを目標にしたことで、少し整理がつきました。退職を伝えるタイミングと言葉選びについては退職理由をどう説明したかにも書いています。
新しい環境への恐怖
新しい職場に馴染めるかという不安もありました。40代での転職は、若手のようにゼロから関係を築くのとは違い、「即戦力として見られる中で、分からないことをどう聞くか」という難しさがあります。
この不安に対しては、入社前に「最初の1ヶ月は聞きまくる期間と割り切る」と決めておきました。分からないことを恥じるより、早く聞いて早く追いつく方が、結果的に信頼につながると考えたからです。実際の入社後のギャップは管理職転職後に感じたギャップにまとめています。
直前で揺れた夜のこと
入社日の数日前、夜中に「今からでも辞退できるのではないか」と考えた夜がありました。冷静に考えれば非現実的でしたが、それくらい不安が高まっていた時期でした。
その夜は、承諾するまでに書き出した「迷いの正体」のメモを読み返しました。当時の自分が何を考えて決めたかを見返すことで、感情的な揺れと、実際の判断を切り離すことができました。不安になったときほど、決めた時点の自分の言葉に立ち返るのが有効だったと思います。
まとめ
内定承諾後に感じた不安を振り返ると、
- 承諾しても不安は終わらず、種類が変わるだけ
- 引き継ぎは完璧を目指さず、重要度で仕分ける
- 前職への申し訳なさは、抜けても回る状態を作ることで整理する
- 新しい環境への不安は「聞きまくる期間」と割り切る
- 直前で揺れたら、決めた時点の自分の言葉に立ち返る
迷った段階の考え方は内定に迷った時に考えたこと、退職の伝え方は退職理由をどう説明したか、引き継ぎまで含めた円満退職の進め方は円満退職|引き継ぎ・伝え方にまとめています。
本記事は筆者の実体験をもとに書いています。転職エージェントや採用担当者の公式見解ではありません。
