40代IT転職の円満退職|引き継ぎ・伝え方で後悔しないためにやったこと

内定を承諾した時点では、まだ半分しか終わっていませんでした。

残りの半分は、今の会社をどう抜けるか。
円満退職までやり切って、初めて転職成功だと思っています。

内定承諾後に感じた不安は内定承諾後に感じた不安、退職理由の説明の仕方は退職理由をどう説明したかにまとめました。ここでは、円満退職までの具体的な進め方に絞って書きます。

円満退職とは何か、自分なりの定義

円満退職という言葉に、明確な基準があるわけではありません。自分なりに定義したのは、「辞めた後も、以前の同僚に連絡を取りやすい状態で抜ける」ということでした。トラブルなく辞めることより、関係を壊さずに抜けることを目標にしました。

40代の転職は一度きりとは限りません。同じ業界で今後も顔を合わせる可能性がある以上、辞め方は将来の自分への投資でもあると考えるようにしました。

誰に、いつ、どの順番で伝えたか

内定を承諾してすぐ、まず直属の上司に個別に時間をもらって伝えました。チームメンバーより先に、上司から伝えるのが筋だと考えたからです。就業規則の退職申し出期限(1ヶ月前)は確認済みでしたが、実際には引き継ぎ期間を考えて、規則より早いタイミングで相談しました。

上司に伝えた翌週、チームメンバーに伝える場を上司と相談して設定しました。個別に伝えるべき相手と、まとめて伝えていい相手を分けたことで、変な形で噂が先に広まる事態を避けられました。伝える順番を間違えると、後から「なぜ自分には直接言ってくれなかったのか」という感情的なしこりが残ります。ここは想像以上に気を使いました。

引き継ぎ資料の作り方

関わっていた案件が複数あったので、全部を完璧に引き継ぐのは無理だと早めに割り切りました。優先度をつけて、次の3段階で資料化しました。

  • 今すぐ止まると困る業務(緊急度が高いもの)
  • 知っておかないと判断を誤る業務(背景・経緯が必要なもの)
  • 多少雑になっても、後任が調べれば分かる業務

1段階目と2段階目に時間を使い、3段階目は簡易メモ程度で済ませました。全部を同じ熱量で引き継ごうとすると、時間内に終わりません。「何が重要で、何は雑でも回る」を仕分けたことで、限られた期間でも要点を渡せたと思います。

有給消化との調整

有給の消化についても、最初から会社側の事情を無視して主張するのではなく、引き継ぎのスケジュールとセットで相談しました。「引き継ぎが完了するこの日までは出社し、残りは有給で消化したい」という形で提案したところ、比較的スムーズに調整できました。

権利として有給消化を主張することもできましたが、円満に抜けることを優先し、引き継ぎと両立できる形を先に提示したのが良かったと思います。

最終出社日にやったこと

最終出社日は、特別なことはせず、お世話になった人には個別に挨拶をして回りました。大げさな挨拶メールより、直接話せた人には直接、難しい人には短いメッセージで十分だったと思います。

退職後も、以前の同僚と連絡を取れる関係は今も続いています。転職エージェントの担当者にも、退職の経緯を簡単に共有しておいたところ、「そのやり方なら次に何かあっても紹介しやすいです」と言われたのが印象に残っています。

まとめ

円満退職のためにやったことを振り返ると、

  • 「関係を壊さずに抜ける」を自分なりの円満退職の定義にする
  • 伝える順番(上司→チーム)を間違えない
  • 引き継ぎは完璧を目指さず、重要度で仕分ける
  • 有給消化は権利を主張する前に、引き継ぎと両立できる形で提案する
  • 最終日は大げさにせず、個別の挨拶を大切にする

内定承諾後の不安との向き合い方は内定承諾後に感じた不安、退職理由の伝え方は退職理由をどう説明したかにまとめています。

本記事は筆者の実体験をもとに書いています。転職エージェントや採用担当者の公式見解ではありません。