2026年5月更新

40代IT転職で二次面接で見られていたこと

一次面接は、
「この人と現場で働けそうか」
を見る場所だった。

二次面接は、少し違った。

40代IT転職の二次面接では、
「この人を本当に採用するのか」
を、もっと細かく見られていた。

今振り返ると、二次面接って結局「採用した後どうなる人か」を確認する場だったんだと思います。スキルよりも、「この人が入ってきたら現場どうなる?」の話が先に来る。それが一次との一番の違いでした。

一次の記録は一次面接で見られていたこと、 書類は書類が通らなかった理由、 全体は40代IT転職の現実に書きました。

二次面接は「採用した後」を見られていた

二次面接に入ると、一次とは場の雰囲気が変わりました。

一次は現場寄り。
二次は、経営・管理側の人が多かったです。

「できるか」より、
「入社後どうなるか」
の方が先に来る、という感覚でした。

  • 長く働けそうか
  • 周囲と揉めなそうか
  • 期待とのズレが少ないか

ある二次で、面接開始5分くらいで「ところで、ご家族は転職に賛成ですか」と聞かれたことがありました。スキルより先にそこを確認してくる、というのが二次面接の空気感そのものでした。一次にはなかった質問で、驚いたと同時に「ああ、この段階はもう採用後の話をしているんだな」と気づきました。

二次以降になると、スキルより「採用後にどうなるか」の方が先に来る。役員側が入ってくると、さらにその空気は強くなる。

年下管理職との関係も、よく見られていた

40代の転職で、年下の上司に当たるのは珍しくありません。

自分より若い部長。
若いPM。
年下役員。

この辺は、会話の途中でも見られていた。

  • 変にプライドが高そう
  • 前職の肩書きを引きずっている
  • 「教える側」っぽい

これが出ると、きついです。

ある二次面接で、若いPMらしき人が出てきたとき、自分が「前職ではこのやり方でやっていました」と言った瞬間、場の温度が少し下がりました。「前職では」という言い方が、思っていた以上にプライドの匂いを出す、と気づいたのはそのあとでした。以降は「自分はこうやってきましたが、御社のやり方に合わせます」という言い方に変えました。

肩書きの大小より、現場で回るかの方が重かった。
管理職寄りの面接ほど、そこを見ていた気がします。

二次面接は「覚悟」が見られていた

「なぜ今転職するのか」を、ある会社では三回聞かれました。一次で一回、二次で一回、最後に役員から改めて一回。同じ質問なのに、聞いてくる人が変わると、求めているものが違う、と途中で気づきました。一次は「経緯の確認」、二次は「本気度の確認」、役員は「覚悟の確認」、という感じでした。

ここは、一次より深く聞かれました。

・なぜ転職するのか
・なぜ今なのか
・本当に転職するのか
・うちで何をやりたいのか

なんとなく受けている人ではないか、
を見られていた、と思います。

転職の理由整理については、覚悟を決めるに書いています。

条件面のズレも見られていた

・年収
・役割
・働き方
・残業感
・リモート頻度

この辺。

40代は、
「期待値とのズレ」
を警戒されている、という感じでした。

・管理職前提なのか
・プレイヤーもやるのか
・どこまで現場に入れるのか

ここは、しっかり聞かれます。

肩書きと、実際の動き方がズレていると、不信感につながりやすかったです。
自分も、何度か突っ込まれたことがあります。

一番きつかったのは、管理職前提で話を進めていたら、「実際にはプレイヤーとして動いてもらう場面が多い」と二次面接の途中で言われたときです。想定していた役割と全然違って、そのまま話がかみ合わなくなりました。条件面は、一次が終わった時点で細かく確認しておいた方がいい、と気づいたのはそのあとでした。

「すごい人」より「長く働けそうな人」

これは一次面接にも近いです。

ただ二次面接では、もう一段、現実寄りでした。

・会社文化に合うか
・極端じゃないか
・現場を壊さないか
・周囲と協調できるか

この辺。

話している途中で、合う会社かどうかは結構分かる。
能力試験というより、「入れたあと揉めないか」に近かったです。

長く働けるか、は口に出されなくても、会話のなかで見られていました。

通過した会社の面接は、どこも「試されている」感じがあまりなかったです。雑談に近い流れで、気づいたら役割の話になっていた、という感じ。逆に落ちた会社は、最初から採点されている空気がありました。その違いは、面接が終わったあとの疲れ方に出ていた気がします。

二次面接で実際によく聞かれたこと

自分が聞かれて、実際に返していた話のメモです。

なぜ今転職するのか

ここは、一次より深く聞かれました。

自分は、

「プレイングだけではなく、
上流や調整側の経験を広げたいと思った」

と短く答えていました。

そのあと、

「現職でも管理寄りの業務は増えていたので、
その延長線上で考えていた」

くらいを追加していました。

うちで何をやりたいか

ここは、
「本当に入る気があるか」
を見ている、と思います。

自分は、

「開発だけではなく、
改善や調整も含めて長く関わりたい」

くらいの温度感で答えていました。

無理に熱量を作るより、普通に話した方が、反応は良かったです。

年下管理職でも問題ないか

「年下管理職でも問題ないか」は、直接は聞かれませんでした。でも、面接官が若かった回では、話し方を気にしました。自分が使ったのは、「役割で上下を作るより、チームとして動ける方が重要だと思っています」という一文です。これは事前に決めておいた言い方で、相手が若い場合は早めに出すようにしていました。一回、それを言った直後に面接官が少し表情を緩めた場面があって、刺さったんだな、とそのとき思いました。

プレイングもやれるか

PM志望だと、よく聞かれました。

自分は、

「管理だけではなく、
必要なら手も動かします」

と最初に短く答えていました。

そのあと、

「レビューや設計側にも普通に入っていました」

くらいを追加していました。

話している途中で、合うかどうかは分かる

一次面接より、
「正解を当てにいく場」ではなかったです。

むしろ、

・価値観
・働き方
・温度感
・役割期待

この辺のすり合わせ。

合わない会社は、途中で分かります。質問の仕方が試験みたいになってきたり、向こうが話を聞いていない感じがしたり。ある面接では、自分が話している途中に面接官がメモをやめた瞬間があって、「あ、終わったな」と思いました。落ちたのは予想通りでした。そういう落ち方のときは、スキルの問題じゃなくて相性の問題で、引きずらなくなるのに少し時間がかかりました。

通った会社に共通していたこと

今振り返ると、通った会社にはだいたい共通点がありました。

  • 会話が自然
  • 無理に背伸びしなかった
  • 過去の武勇伝を減らした
  • 「教える側」っぽさを消した
  • 話を短くした
  • 相手の話をちゃんと聞いた

武勇伝を話すのをやめた、というのが、一番変化を感じました。最初のころは「前職でこういうプロジェクトを回した」という話を積極的にしていた。ある面接で「それは前の会社の話ですよね」とひと言で返されて、それが答えだと気づきました。二次面接に来る人は、みんな経験者です。経験の比較ではなく、「うちに来てどう動くか」を聞きたい。

二次面接は、能力アピール大会というより、
「この人と長く働けるか」
の確認に近かったです。

面接で通らないとき、
悪い人だったわけではなく、相性の問題だったことが多かったです。

まとめ

40代IT転職の二次面接は、スキルだけを見ている場ではなかった、と今は思います。

企業側は、

  • 長く働けそうか
  • 会社に馴染めそうか
  • 周囲と揉めなそうか
  • 期待値がズレていないか

を、重く見ていました。

一次面接より、"採用後"の方が先に来る、と思います。

二次まで進んでいるなら、スキルはすでに一定は見てもらえています。あとは「この人が入ってきて現場が回るか」を、相手が想像しやすい話し方ができるかどうか。そこだけだったと、今は思います。

職務経歴書は職務経歴書の記事、 一次は一次面接の記事を読むとつながります。

本記事は筆者の実体験をもとに書いています。転職エージェントや採用担当者の公式見解ではありません。