40代IT転職の志望動機の書き方|書類用の例文とNG例
職務経歴書はある程度書けても、志望動機の欄で毎回手が止まりました。
「なぜこの会社か」を無理に作ろうとして、当たり障りのない文章になる。
それを繰り返して、ようやく自分なりの型ができました。
職務経歴書の整理は職務経歴書の書き方にまとめました。ここでは、同じ書類に添える志望動機だけに絞って、書き方と例文を整理します。
志望動機と、実績の説明をつなげる
応募先で活かせる経験を職務経歴書のテンプレートで整理してから、その経験をなぜこの会社で使いたいかを書きます。書類選考で止まる場合は、求人条件との対応も確認してください。
志望動機で毎回悩んだ理由
職務経歴書の実績欄は、事実を並べれば形になります。ところが志望動機は、書くたびに手が止まりました。理由は単純で、「本音」と「書類に書ける建前」が一致していなかったからです。
本音は「年収を上げたい」「今の会社の将来性が不安」でした。そのまま書くわけにはいきません。かといって、求人票の言葉をなぞっただけの文章は、自分で読み返しても薄っぺらく感じました。この「本音と建前のズレ」をどう埋めるかが、志望動機の一番の壁でした。
書類用志望動機の基本構成
試行錯誤の末、次の3段構成に落ち着きました。
- 結論:どの立場で貢献したいか(PM/マネジメントなど)を一文で
- 根拠:これまでの経験の中で、応募先に直結する部分を1〜2個
- 接続:その経験が応募先の求人内容とどうつながるか
ポイントは、「志望動機=会社を褒める文章」ではなく、「自分の経験と求人の接続点を示す文章」だと割り切ったことです。褒め言葉を探すより、接続点を探す方が、再現性のある書き方でした。
実際に使っていたテンプレートと例文
骨組みはこの形です。
貴社の【求人票に書かれた事業・課題】に対して、 これまで【自分の役割・実績】で培った【スキル・強み】を活かし、 【貢献できる具体的な形】で貢献したいと考え、応募しました。
実際に近い形の例文はこうなります。
「貴社が進めている基幹システムの刷新において、これまでプロジェクトマネージャーとして複数ベンダーが関わる開発体制の調整・品質管理を担ってきた経験を活かし、要件整理から関係者間の期待値調整までを任せられる立場で貢献したいと考え、応募しました。」
企業ごとに変えていたのは「事業・課題」と「貢献できる具体的な形」の2箇所だけで、自分の実績部分は使い回していました。これなら100社出しても、1社ずつゼロから書き直す必要がありませんでした。
やってしまいがちなNG例
自分が最初に書いていて、後で直したNG例はこの3つです。
- 「貴社の企業理念に共感し」だけで終わる(どの会社にも使い回せる文章になる)
- 転職理由の裏返しをそのまま書く(「成長できる環境を求めて」など、応募先固有の理由になっていない)
- 経験を並べるだけで、応募先の求人内容と接続していない
共通しているのは、「なぜこの会社なのか」に答えられていない点でした。求人票の中の具体的な一文(扱っている技術、事業フェーズ、組織課題など)を拾って、そこに自分の経験を接続すると、使い回し感が減りました。
エージェントに添削してもらった内容
自分だけで書いていた頃は、「悪くはないが刺さらない」文章になっていました。エージェント経由で見てもらったとき、よく指摘されたのはこの2点です。
- 「結論が最後に来ていて読みにくい。先に立場を明示した方がいい」
- 「経験は書けているが、求人票のどの部分に反応したのかが見えない」
特に2つ目の指摘は効きました。求人票を読んで自分が反応した一文をメモしておき、その理由を経験と結びつける、という手順に変えてからは、書くスピードも上がりました。エージェント活用の記事にも書きましたが、一人で完成させようとせず、早めに見せるのが結局早道でした。
まとめ
志望動機の書き方を振り返ると、
- 本音をそのまま書くのではなく、経験と求人の接続点を探す
- 結論→根拠→接続の3段構成で型を固定する
- 企業ごとに変えるのは接続点の部分だけに絞る
- 求人票の具体的な一文を拾うと、使い回し感が減る
- 一人で煮詰めず、早めに第三者に見せる
面接で口頭で聞かれたときの答え方は、書類の志望動機とは少し勝手が違いました。そこは面接で聞かれた志望動機の答え方に分けて整理しています。
本記事は筆者の実体験をもとに書いています。転職エージェントや採用担当者の公式見解ではありません。
