2026年5月更新
40代IT転職で職務経歴書を何回修正したか
最初に書いた職務経歴書は、まったく通りませんでした。
それなりに経験を書いたつもりでした。
でも、書類で落ち続けて、何度も書き直すことになりました。
数えてはいませんが、修正回数はかなりの数だったと思います。
職務経歴書で何を整えたかは職務経歴書で重要だったことに書きました。
ここでは「何回も直した」という、その過程の生々しいところを振り返ります。
最初の職務経歴書は通らなかった
最初の経歴書は、やってきたことを時系列で全部並べた形でした。どんな案件に関わったか。どんな技術を使ったか。どんな役割だったか。漏れなく書けば伝わるだろう、と思っていました。
でも、これがほとんど通りませんでした。あるエージェントに見せたとき「情報量は多いのですが、何の人か分かりにくいですね」と言われました。自分では「ちゃんと書けている」つもりでいたので、その一言でようやく気づきました。全部書いた結果、何も際立っていなかった。今読み返すと、自分でも「で、この人は何ができるの?」と思います。
PM転職向けに書き方を変えた
転職先として狙っていたのは、PM・PL寄りのポジションでした。エンジニアとしての応募ではありません。それなのに、最初の経歴書は技術の話が中心になっていました。これだと、PMとして見てもらえません。
書き方を、PMとして読まれる前提に変えました。
- 担当したプロジェクトを単位にする
- 規模(人数・期間・予算感)を先に出す
- 自分の役割と責任範囲を明確にする
- 何を判断し、何を調整したかを書く
使った技術の羅列ではなく、「どのプロジェクトを、どう回したか」を主役にしました。この組み替えをしてから、面接で「PMとして具体的に教えてください」という流れになることが増えました。この転換が、一番大きな修正でした。
プレイングマネージャー経験の見せ方
悩んだのが、プレイングマネージャー経験の出し方でした。自分は管理だけでなく、手も動かしてきました。それを正直に全部書くと、「結局プレイヤーなのか、管理者なのか」がぼやけます。
PMとして応募するなら、軸はマネジメント側に置く必要がありました。なので、こう整理しました。主役は「プロジェクトをどう回したか」。プレイング要素は「必要なら自分で手を動かせる」という補強として一行添える。
あるとき面接で「プレイングもできるんですか」と聞かれて「レビューや設計側には普通に入ります」と短く答えたら、それだけで安心してもらえた回がありました。前面に出すのではなく、強みとして後ろに置く。この配分にしてから、PMとしての像がはっきりしました。
技術説明を減らした
最初の経歴書は、使用技術の説明が長すぎました。言語、フレームワーク、インフラ、ツール。細かく書けば書くほど、エンジニアの経歴書に見えていました。
技術スタックは、まとめて一覧で置くだけにしました。本文では、技術そのものより「その技術を使って何を実現したか」を書く。技術が分かることは前提として伝わればよくて、PMとして読まれたいなら、技術の詳細は主役にしない方がよかったです。
この変更を入れたあと、「技術者として見ていたが、PMとして見直した」という反応をエージェントからもらったことがありました。書き方だけで、相手の印象がそこまで変わるんだと実感しました。この辺の感覚は転職の現実に書いた「業種×経験で見られる」とも重なります。
成果を数字で書いた
一番効いた修正は、成果を数字にしたことでした。最初は「品質改善に貢献」「円滑に推進」みたいな書き方でした。これだと、何をどれだけやったのか伝わりません。
数字に置き換えました。
- 「メンバー10名規模のプロジェクトを担当」
- 「納期遅延を○ヶ月から解消」
- 「障害対応の一次回答を半分の時間に短縮」
- 「複数案件を並行して進行管理」
盛った数字ではなく、説明できる範囲の事実です。数字が入ると、書類を読んだ相手が規模感をイメージできます。この修正をしてから、面接で「この数字、もう少し詳しく教えてもらえますか」と聞かれる回が増えました。聞いてもらえるということは、読まれているということです。抽象的な形容詞を、具体的な数字に置き換える。これだけで、同じ経験でも見え方がまったく変わりました。
修正回数はかなり多かった
一度直して終わり、ではありませんでした。書類で落ちるたびに、どこが弱いのか考えて直す。応募する会社の系統によって、強調する部分を入れ替える。これを延々と繰り返しました。
細かい言い回しまで含めれば、10回や20回では効きません。ファイルのバージョンが二桁になっても、まだ直していました。ある段階で「またか」という気持ちになりながらも、直すたびに自分の言葉で整理されていく感覚がありました。面倒でしたが、直すたびに自分の経歴の見え方が整理されていきました。書き直しは、自己分析を兼ねていたんだと思います。
エージェントごとに意見が違った
修正で混乱したのが、人によって言うことが違ったことです。あるエージェントは「もっと技術を詳しく」と言い、別のエージェントは「技術は削ってマネジメントを前に」と言う。真逆のアドバイスをもらうこともありました。
最初は言われるたびに直していましたが、これだと軸がぶれます。ある週に二人のエージェントから真逆の指摘を受けて、どちらに従えばいいか分からず、結局どちらの修正もしないまま1週間止まったことがありました。
途中から、「自分はPMとして読まれたい」という軸を先に決めて、その軸に合う指摘だけ取り入れるようにしました。アドバイスは参考にしつつ、最終判断は自分で持つ。複数の意見を扱うコツはエージェントを使うべきかでも触れましたが、全部を真に受けない方がうまくいきました。
最終的に通過率が改善した
直し続けた結果、書類の通り方は変わりました。全部書いていた頃より、絞って数字で見せる方が反応がよかったです。特に、PMとして応募した会社での通過が増えました。
劇的に化けたわけではありません。ただ、最初の「ほとんど通らない」状態からは、はっきり改善しました。ある週に面接連絡が3社来たとき、「ようやく書類が機能してきた」と実感しました。応募数を増やす動きと合わせると、面接に進む数が目に見えて増えました。そのあたりは応募数を増やして分かったことに書いた通りです。
まとめ
職務経歴書の修正で効いたのは、
- 全部書くのをやめ、プロジェクト単位に組み替える
- PMとして読まれる前提にする
- プレイング要素は補強として後ろに置く
- 技術説明を減らす
- 成果を数字で書く
- 軸を決めて、アドバイスを取捨選択する
最初の経歴書が通らなかったのは、経験が足りなかったからではありませんでした。見せ方が、応募したいポジションと噛み合っていなかっただけです。何度も直すのは骨が折れましたが、直すほど自分の経歴が整理されて、面接でも話しやすくなりました。
書類選考全体の話は書類が通らなかった理由、整え方の要点は職務経歴書で重要だったことにまとめています。
本記事は筆者の実体験をもとに書いています。転職エージェントや採用担当者の公式見解ではありません。
